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2018年04月19日

ワンポイントアドバイス~ドイツ軍装のステップアップ~



「俺もついにドイツ軍の服買っちゃったぞ~!!」




3年か4年くらい前、この趣味を始めた頃を思い出しますね。

サバゲ用か、軍装趣味か、はたまたコスプレか。

いずれにせよドイツ軍の軍服ほど、多くの人を魅了しているユニフォームはありません。
ナチスの影と隣り合わせでありながら、それでも「カッコイイ」と思える魅力があるからなのでしょう。

今日のお話はそんな方に、これからできるワンポイントアドバイスのお話です。
モノによってはお金もかかりません。せっかくならカッコよく着たい、もっと「らしく」見せたい、という方の手助けになればと思います。

☆内蔵サスペンダーとベルトフック
実売¥3000~



この写真の兵士のベルトに注目してください。
白いフックのようなものがニュっと出てベルトを支えていますね。
これはザイテンハーケン(ベルトフック)というもので、野戦服に取り付けるベルトの保持用のフックです。
このザイテンハーケンは服の内側でトラーゲグルテ(内蔵サスペンダー)と繋がっており、服全体を介して文字通り「服の中に仕舞われたサスペンダー」の役割を果たしています。



※拝借した画像なので後日自前のに替えます。
イメージとしてはこの赤線のようにサスペンダーが通っています。
ドイツのサスペンダーというと革製で服の上から取り付けるY字型サスペンダーの方が有名ですが、Y字型のサスペンダーは開戦の年に採用され、全体へ供給されるまでかなり時間を要しました。そのため以前から採用されていたこの内蔵サスペンダーで、ベルトに吊るした装備品を支えていたのです。
ベルトに吊っている装備品はかなりの重量になるため、フックを出す穴が重みで裂けるのを防止し、両肩で重みを分散する目的がありました。

またこの装備は、ベルトやベルトに銃剣だけの簡素な軍装の場合でも、がっちりとベルトをホールドしてくれるため、見た目がだらっとせずキレイに決まります。買っておいて損はない装備です。

ちなみにベルトの位置はあばら骨の一番下に合わせて、前合わせのボタンとボタンの真ん中に来るようにしましょう。


☆ベルトバックルと弾薬盒の位置

実売¥タダ~
これもちゃんとした決まりがあります。
まずベルトのバックルと弾薬盒の間は、3㎝の間を空けます。
指2本分くらいですかね。



警察師団オジサンで解説しましょう。
もう一つ大事なポイントは、バックルの右端と野戦服の端を合わせておくことです。
こうするだけでも見栄えはとても良くなります。

☆ヘムト(プルオーバーシャツ)
実売¥6000~



営内のおバカ写真で申し訳ないんですが(笑)
プルオーバーシャツは野戦服の下に着ている官給シャツの事です。名前の通り「かぶって着る」ため、胸以外の前開きが無いのが特徴です。
このシャツとは膝くらいまである丈の長いものを指します。腰までだとただのシャツです(笑)
年代によってバリエーションがあるのですが、戦前は襟無し、初期は襟有のポケット無し、中期以降はポケットありくらいに思っておいてください。

残念ながらマトモなレプリカは国内だと自主規制のため、海外通販や、Vショーなどを利用した海外製の購入を狙いましょう。
基本的にヘムトはニットで出来ていますが、フランス占領後にコットンで作られたものも多く存在しました。
(あと、本当はさらにこの下にウンターヘムトなる下着を着ます。)

ドイツ軍は戦争中期までは指揮官の許可制で開襟することがあり、実際暑いし苦しいしでサバゲ中に閉じたままは不快なので開けた方がいいのですが、襟元から現代のシャツが見えるよりこちらの方が格段に見栄えが良いです。
ただ野戦服、ヘムトの襟元を開いたら、下着が見えてしまうなんてオチもあります(笑)
スラムダンクのような胸元の大きく空いたタンクトップを着ておけば問題なしです。



☆クラーゲンビンデを着ける
実売¥2000~



襟からバナナの皮みたいなのが垂れていますね。
先述のヘムトのお話でチラッと触れたのですが、開戦前頃までヘムトには立ち襟がありませんでした。最近ファッション界でも流行りみたいですね。おしゃれイ〇ムとかに出てくる芸能人がよく襟無しのシャツを着ています。

さて、襟の無いシャツの上からジャケットを羽織ると、襟元が汗で汚れてきます。
サラリーマンやスーツが仕事着の男性、男子の学生諸君、そしてその奥さんやお母さんならよーくご存知かと思いますが(笑)
私はリサイクルショップでアルバイトをしていたことがありますが、生半可ではない汚れ方するんですね。人間の汗や皮脂はかなり頑固な汚れです。

クラーゲンビンデ(襟カラー)はこの汚れを防止するためにありました。日本軍やソ連軍でも同様に布を襟もとにあてがいましたが、ドイツ軍の場合は野戦服の襟元にボタンを備え、それにクラーゲンビンデを取り付けて簡単に取り外せるようにしてありました。
襟付きのヘムトが出回り始めるとそのヘムトを洗えばいいだけなので、正直襟カラーは不要になるのですが、大戦後半まで野戦服の襟には3か所のクラーゲンビンデ用ボタンが付けられたままでした。使いたければ使えば?みたいな感じでしょうか。
初期装備をされる方でしたら必須の一品ですが、中後期は好みの問題でしょう。

私はレプリカを愛用していますが、野戦服の襟が汚れたりスレたりしないので重宝しています。


☆略帽を被ろう
実売¥4000~13000



みんなもっと略帽被ろうゼ…
全日本もっと略帽広まれ協会の理事(誰?)としてはもっと被ってほしいんですなあ。
確かに日本人の頭の形だとあまり似合わないかもしれませんが、ドイツ軍全体としては規格帽よりもこの略帽を使っていた時期の方がはるかに長いわけですから、バリエーションやオシャレの仕方などもとても幅広いです。
僕は過激派だったので(笑)最初は恐る恐るも略帽から買いました。規格帽はベースボールキャップのようであまり好きではなかったのです。
いまは多少は知識が深まり、規格帽にも変態的な愛情がありますが。

略帽は正確には「野戦帽(フェルトミュッツェ)」と言い、ヘルメットを被らない時のヘッドギアでした。
ドイツでは外出時は何かしら被って出かけるのがマナーとされていたそうなのですが、事実はよくわかりません。
ともかくも軍人はいつも正装をして出かけているわけではなく、特に1940年以降は礼服が廃止されたこともあり、休暇などでは野戦服に略帽のスタイルは一般的でした。

略帽は年代によって形状や裁断が異なったり、色味の変化や兵科色(ゾータッシェ)の有り無しなど意外に奥深い1品です。
某京都の工房さんでは自分の好みにオーダーもできます。少々お値段は張りますが良い出来です。
当時は規定通りアミダに被ったり、天面を糸で閉じて狭くし、浅めに被るなどのオシャレも流行し、軍もそれに対してめったにお咎めを出しませんでした。ドイツ軍が被服の改造やオシャレに対してはとても寛容な組織であったことはあまり知られていません。

サバゲでの休憩中や昼飯時にもぜひ被っていたいものですね。

ひとまずこんなところでしょうか。
思い出したり気が向いたら、またそのうちアップしましょう。


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