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2016年06月17日

告白

2010年、日本。
告白
もう6年も前の映画なのか~と不思議に感心してしまいました。
いつか観よう、いつか観ようと思ってたらこのザマです。
戦争映画がメインのこのブログですが、たまには番外もやってみたいのです。


ま~なんでしょうね、この作品は(笑)

評価がとても難しいです。
断っておきますがCMとはまるで違う内容でした。
犯人探しはしません(笑)
そもそも容疑者は30何人もいません(笑)
ついでに言えば、これは少年犯罪をどうとかそういう映画でもありません。もしそのつもりで作ったとしたらそれは失敗でしょう。観た限りではそういった印象は受けませんでしたので・・・。
この物語は純粋に復讐劇であります。

以下ネタバレ含む

教師の森口(松たか子)は、自らの娘を自身の満足のために殺した教え子二人に「ある復讐」を加え、春休みの前日に教壇を去る。春休みが過ぎると一人は引きこもりとなり、一人はいじめの対象にされていた。森口の仕組んだ通り、復讐は彼女の手を離れても際限なく続き、否応なく周りの人間たちを巻き込み、その連鎖はやがて関係者たちの死をも招いてゆく・・・。

設定が中学一年生の教室、というところからしてお察しの通り、子供ならではの純粋さや優劣の意識が招いた悲劇を描いている。
古くからこの手の映画は存在しており、一本だけだが私も「青春の殺人者」という映画を観たことがある。

とはいえこの映画はやり過ぎである。正直に言ってこんなガキは滅多にいないと思う。私もガキ卒業からそんなには経ってないが、女の子はともかく男の子でここまで頭回るやつなんて見たことない。まあ、私の狭い世界の話ですから、一部を全部と言えるわけではないですが・・・。
かといってこういった危険なガキがいるから、じゃあいまの日本の子供は病んでいるのかといえば、それも一部を全部と言えるわけではないのである。

まあこの映画を見て「今の子供たちは病んでいる!」などとのたまう方がいるのならそれはたぶん自称意識高い系(笑)の奥様とかだろう。
単純にバラエティとして捉え、社会問題などとは切り離して見た方がいい。うわー、こわいわ~。
これで十分だ。

ただ日本人ならではのいじめの構造、個性を伸ばすと言いつつメソッドすら確立しない矛盾、進みすぎた個人主義の末路など社会的テーマからの見所はある。ただそれもこの映画のお膳立てであり、深い意味やメッセージは感じない。
強いていうなら、アーティスティックな演出はやややり過ぎで、物語の本質を薄めてしまった感は否めなかった。



どうでしょ、戦争映画じゃないだけでこの薄さ(笑)



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