2020年10月17日
WW2ドイツ軍装を始めたい!基本のキの字から~その3、その他の装備品編~
今回の記事は前回記事の必須の基本装備から外した、その他の装備品についてです。
外したとはいえ、サバゲーやミリタリーイベントで装着する人の多いアイテムですので、階級や
設定に応じてそろえていくと良いと思うものをピックアップしました。

・ツェルトバーン

1931年に正式化されたツェルトバーンは、大きな1枚の三角形の布で、それぞれ表と裏に夏/秋に対応する迷彩パターンがプリントされていました。
ツェルトバーンは最低3枚からテントを作ることができ、部隊の野営時には十数枚のツェルトバーンを組み合わせて、大型のテントを組むこともありました。

また中央にスリットがあり、首を通してポンチョとして使うこともできました。その他にも簡易担架や風除けなど、幅広い使い方ができるのがツェルトバーンの強みでした。

ツェルトバーンは折り畳んだ状態で、装備品用のベルトで兵用ベルトに固定したり、Aフレームの所定の位置に固定したりして持ち運びます。
工兵は工兵用バッグにツェルトバーンをしまうポケットがあったりします。
また別途ペグ(テントを張る際の支柱)、ロープなどを入れる専用のケースがあり、これをツェルトバーンに巻き込んで携行しました。
テントロープ1本、ポール1本、ペグ2本で1セットです。
戦闘時に必ずしも装着するわけではありませんが、武装SSに比べて迷彩服の支給が限定的だった陸軍では持ち歩いている写真も多く、基礎の装備を集めて余裕が出てきたら買ってみても良いと思います。
また野営等を行うイベントには必需品です。
・スコップ

スコップは折り畳み型とストレート型の2種類があり、野営時のタコツボ掘りはもちろんのこと、あらゆる野戦築城の必須装備です。手持ちの武器が尽きた時の言わば最終兵器という意味でも、スコップは頼りの道具でした。
装着位置は腰の左後ろ。銃剣を一緒に固定することもできました。
ただ戦闘前に輜重科(輸送)に預けてしまうこともあったそうで、必ずしもサバゲーに着けてる必要性は薄いです。反面、野戦築城や野営があるイベントには必須のため、リエナクトやミリシム系のイベントに行きたいと思っている方は、揃えておくと良いでしょう。
・Aフレーム

Aフレームパックは行軍背嚢を用いない短距離の行軍、また同じく行軍背嚢を用いない程度の根拠地から比較的近い地域での作戦に携行したキャリアーです。
付属のベルトで飯盒とツェルトバーンを固定して、Yサスペンダーの金具に固定して運用します。小さなバッグもついており、小物を収納できました。
・書類ケース(マップケース)

書類ケースは部隊長(分隊長、小隊長等)、砲兵観測員、伝令などが用いた革製のケースで、官給タイプは1935年に支給が始まりました。
ただ将校などが私物の書類ケースを持ち込む場合もあり、当時の写真では様々な形の書類ケースを見ることができます。
中身には地図、マップケース、メルデブロック(概況を書き込む地図)、筆記具、コンパス、各種定規、射界分度器などがあります。
ほとんどのショップではこのアイテムを「マップケース」として販売していますが、ドイツ語での名前である「Meldekartentasche」は「書類ケース」と訳すのがより正確とのことです。
マップケースとは、この書類ケースに入れて持ち運ぶ、透明なセロファンが張られたケースを指します。
・ホルスター

拳銃は小さな部隊単位では、主に部隊長(分隊長、小隊長等)、MG手が所持するもので、小銃手やMP手は持たないものでした。
MG手が携行するのは護身用であり、MGの弾薬を持ち運ぶ弾薬手は小銃で武装していたようです。
陸軍、海軍はワルサーP38、空軍はルガーP08を制式としていましたが、このほかにP640(b)=ブローニング・ハイパワーやラドム拳銃など、占領した国々で生産されていた拳銃もドイツ軍用に大量に卸されていました。もっとも、こうした外国製拳銃は二線級部隊の穴埋めに使われているようでもあります。
国防軍は通常、前線、後方を問わず、自分から見て左腰にホルスターを着けます。
武装SSは戦地では左腰ですが、後方や内地では右腰に着けました。警察官も同じです。
・MG手用ポーチ

MG手が持ち歩く整備用のケースです。
替えの撃針、ベルトリンク、対空照尺、バレル交換用のミトン、オイル缶、銃身交換シートなどが入っています。
ドイツ軍が主力として運用したMG34、MG42はともに素早く交換できる銃身が特徴で、専用の予備銃身ケースとともに運用されました。
シートを地面に広げてその上に加熱した銃身を置いて冷まし、その間に予備の銃身で撃ち続けるといった方法で、空冷式ながら連続した時間の射撃が可能でした。
下の写真右の兵士が背負っている細長いケースが予備銃身ケースです。

このほかにも行軍背嚢、衣嚢、リュックサックなどなど集めたらキリがないアイテムもございますが、この先は各人の興味の度合い、懐の具合によって買うかどうかが決まってきますので、気長に調べてみると良いでしょう。

1931年に正式化されたツェルトバーンは、大きな1枚の三角形の布で、それぞれ表と裏に夏/秋に対応する迷彩パターンがプリントされていました。
ツェルトバーンは最低3枚からテントを作ることができ、部隊の野営時には十数枚のツェルトバーンを組み合わせて、大型のテントを組むこともありました。

また中央にスリットがあり、首を通してポンチョとして使うこともできました。その他にも簡易担架や風除けなど、幅広い使い方ができるのがツェルトバーンの強みでした。

ツェルトバーンは折り畳んだ状態で、装備品用のベルトで兵用ベルトに固定したり、Aフレームの所定の位置に固定したりして持ち運びます。
工兵は工兵用バッグにツェルトバーンをしまうポケットがあったりします。
また別途ペグ(テントを張る際の支柱)、ロープなどを入れる専用のケースがあり、これをツェルトバーンに巻き込んで携行しました。
テントロープ1本、ポール1本、ペグ2本で1セットです。
戦闘時に必ずしも装着するわけではありませんが、武装SSに比べて迷彩服の支給が限定的だった陸軍では持ち歩いている写真も多く、基礎の装備を集めて余裕が出てきたら買ってみても良いと思います。
また野営等を行うイベントには必需品です。
・スコップ

スコップは折り畳み型とストレート型の2種類があり、野営時のタコツボ掘りはもちろんのこと、あらゆる野戦築城の必須装備です。手持ちの武器が尽きた時の言わば最終兵器という意味でも、スコップは頼りの道具でした。
装着位置は腰の左後ろ。銃剣を一緒に固定することもできました。
ただ戦闘前に輜重科(輸送)に預けてしまうこともあったそうで、必ずしもサバゲーに着けてる必要性は薄いです。反面、野戦築城や野営があるイベントには必須のため、リエナクトやミリシム系のイベントに行きたいと思っている方は、揃えておくと良いでしょう。
・Aフレーム

Aフレームパックは行軍背嚢を用いない短距離の行軍、また同じく行軍背嚢を用いない程度の根拠地から比較的近い地域での作戦に携行したキャリアーです。
付属のベルトで飯盒とツェルトバーンを固定して、Yサスペンダーの金具に固定して運用します。小さなバッグもついており、小物を収納できました。
・書類ケース(マップケース)

書類ケースは部隊長(分隊長、小隊長等)、砲兵観測員、伝令などが用いた革製のケースで、官給タイプは1935年に支給が始まりました。
ただ将校などが私物の書類ケースを持ち込む場合もあり、当時の写真では様々な形の書類ケースを見ることができます。
中身には地図、マップケース、メルデブロック(概況を書き込む地図)、筆記具、コンパス、各種定規、射界分度器などがあります。
ほとんどのショップではこのアイテムを「マップケース」として販売していますが、ドイツ語での名前である「Meldekartentasche」は「書類ケース」と訳すのがより正確とのことです。
マップケースとは、この書類ケースに入れて持ち運ぶ、透明なセロファンが張られたケースを指します。
・ホルスター

拳銃は小さな部隊単位では、主に部隊長(分隊長、小隊長等)、MG手が所持するもので、小銃手やMP手は持たないものでした。
MG手が携行するのは護身用であり、MGの弾薬を持ち運ぶ弾薬手は小銃で武装していたようです。
陸軍、海軍はワルサーP38、空軍はルガーP08を制式としていましたが、このほかにP640(b)=ブローニング・ハイパワーやラドム拳銃など、占領した国々で生産されていた拳銃もドイツ軍用に大量に卸されていました。もっとも、こうした外国製拳銃は二線級部隊の穴埋めに使われているようでもあります。
国防軍は通常、前線、後方を問わず、自分から見て左腰にホルスターを着けます。
武装SSは戦地では左腰ですが、後方や内地では右腰に着けました。警察官も同じです。
・MG手用ポーチ

MG手が持ち歩く整備用のケースです。
替えの撃針、ベルトリンク、対空照尺、バレル交換用のミトン、オイル缶、銃身交換シートなどが入っています。
ドイツ軍が主力として運用したMG34、MG42はともに素早く交換できる銃身が特徴で、専用の予備銃身ケースとともに運用されました。
シートを地面に広げてその上に加熱した銃身を置いて冷まし、その間に予備の銃身で撃ち続けるといった方法で、空冷式ながら連続した時間の射撃が可能でした。
下の写真右の兵士が背負っている細長いケースが予備銃身ケースです。

このほかにも行軍背嚢、衣嚢、リュックサックなどなど集めたらキリがないアイテムもございますが、この先は各人の興味の度合い、懐の具合によって買うかどうかが決まってきますので、気長に調べてみると良いでしょう。
Posted by NEU at 22:47│Comments(0)
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